271: ◆Upzc6141AI[saga]
2013/02/04(月) 00:42:04.11 ID:ixkX4qjIO
「そして、魂を抜き取られこの宝石に変えられ、魔女との戦いを強いられる。
願いを一つだけ叶える事と引き換えに」
それだけ言うとほむらはソウルジェムを仕舞う。
「そして、最期は魔女に殺されるか、魔女になるか。
クルーゾーさんたちが巻き込まれたのは、その場で魔女となった魔法少女の結界です。
これが私たちの知っている魔法少女の全て」
ほむらは表情を曇らせて黙り込んだ。
「すまない、暁美。俺が説明するべきだった」
やはり、知っていて受け入れたとしても口に出すのは辛いのだろう。
その様子を見かねて宗介はほむらを気遣った。
見渡せば、その場の全員の表情まで落ち込んでいた。
「いいの、私たちはその代償を受け入れてまで、叶えたい願いがあったんだから。それだけの事だから気にしないで」
沈黙を破る様にマミは全員に言った。
「これで魔法少女と魔女については教えたわ。
それで、ここからが本題なのだけれど…」
「ワルプルギス…ねぇ…」
本題自体は先ほどに言ったとおりだ。
杏子がポツリとその名前をこぼす。
「この街に来るってなんでわかるのさ」
「統計よ」
キリカが質問すると、ほむらは即答した。
「それについては、私も保証するわ。私の魔法でそれと思わしき光景は見たので」
「織莉子が言うならそうなんだろうね」
織莉子の補足にキリカは即座に反応する。
「あらあら、キリカったら。
もう少し私以外の事も信じないとダメよ?」
織莉子はキリカを落ち着かせるように言った。
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