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23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/05/16(木) 22:44:04.06 ID:lzST4+Mto
「さて、寝坊助なボクの親友を起こすとしますかね」
実は、休日なので遅い時間でもないのだが。今日はイベントが有る。
他の子達は、その準備があるからと既にいない。
ボクは二段ベッドの上に登ると声をかける。
「もう朝だよ起きて」
さらに名前を読んでゆさゆさゆする。しばらく繰り返すと彼が唸りながら目を開けた。
と同時に彼が飛び起きて僕の名前を呼んだ。
「よかったぁ。生きていたんだね」
安堵の表情を浮かべる彼。
「……クス。寝ぼけているね、ここはどこだい?」
彼は、しばらく頭を振ったり色々していたがようやくしっかりとした視線をこちらに合わせた。
「おはよう」「うん。おはよう」
目が覚めたらしい
ボクは階段から降りて彼の準備が終わるのを待つ。
「目が覚めたかい?」
「うん。なんだか大変な夢を見ていたよ」
「そっか。それはそうと、今日は何の日かわかるかい?」
「えっと僕達の誕生日?」
「正解」
正確には捨てられた日だけどね。とは彼もボクも心に留める。
今が幸せだからそれでいい。
それをなんでわざわざ聞いたのかと彼首をかしげた。
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