141:絶ゴミ097 ◆59WingzUMY[saga]
2013/02/27(水) 23:27:19.56 ID:kykUiIMv0
「くっ、待つんじゃなーい!」
クライドもテレポートで追ってくるが、その能力ではたむろの敵ではなかった。
いや、たとえ超度7の葵であってもゴミの散乱した部屋の中ではたむろには
追いつけないのだ。
当然、米内たかしや一般『完全の豚』メンバーの攻撃も空振りを繰り返す。
「あかん、こないなもん、あたるかい!」
「だ、誰も追いつけないじゃなーい!」
やがて、たむろは『完全の豚』の一般メンバーからムチで倒し始める。
「ひぃ、助け……」
「ぐえっ!」
味方がやられたと思ったら、次の瞬間には自分が攻撃されているのだ。
ノーマルの『完全の豚』メンバーにはどうしようもない相手だった。
「このままじゃ全滅じゃなーい!」
そう言いながらもさすがにクライドはたむろのムチを際どくテレポートでかわした。
「くそっ」
米内たかしも、念動でムチの軌道をわずかにそらしてなんとか直撃を避ける。
「娘はん、海坊主はもうええ! このゴキブリ男を始末しなはれ!」
米内たかしはファントム・ドーターにそう指示を出した。
「了解」
ファントム・ドーターがそう言うのと同時だった。
船室内の全てのものが壁に押しやられた。
「ぐわっ!」
たむろがテレポートで逃げても無駄だった。
ファントム・ドーターは室内全てを攻撃範囲にしたため室内で逃げても無意味だ。
『完全の豚』のメンバーともども、たむろは壁にたたきつけられる。
(全体にこれほどの攻撃、しかも潜水艦の壁などを破壊しない繊細な力の
入れ具合……超度6以上で仕事の正確さもナオミちゃん並だ!)
そんなことを考えながら、たむろは立ち上がった。
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