過去ログ - 絶対可憐ダストスパート!!
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22:絶ゴミ014 ◆59WingzUMY[saga]
2013/01/14(月) 14:01:44.02 ID:CDL3+jf90
「えっ、ウソやろ!?」

「もういっちょ!」

驚いている隙に、葵の足にたむろのロープが絡まった。
葵はテレポートで振り切ろうとするが、物質的に接着した状態で高レベルの
瞬間移動能力者から逃げることは困難だ。念動力のこもったロープを巻きつけ
られているのではなおさらだった。
たむろはばっちり葵のテレポートについていき、葵の腕にESP錠をはめた。

「う、ウチが負けたぁ〜」

葵はショックでかがみこんだ。

「任務完了……だな?」

たむろはガラスの向こうにいる、皆本・桐壺・朧の三人に目線を向けて言った。

「彼は本当に超度6かネ? 最後は完全に葵クンを上回っていたヨ?」

桐壺はたむろの能力に驚き、目をみはっていた。

「ゴミが多くてごちゃごちゃした環境だったので葵のテレポートが鈍ったせいも
あると思いますが、何故たむろくんはあの環境であれほどのテレポートを?」

皆本も疑問に思いたずねた。

「はい、五味たむろさんは確かに超度6です。テレポートのスピード、距離、
連続性どれをとっても超度7に匹敵するのですが……」

朧は言いにくそうに台詞にタメを作った。

「が?」

桐壺が次の台詞をうながす。

「彼は、ゴミからゴミへしかテレポートできないそうです」

朧は心底残念そうに言った。

「……なるほど。おかげで分かりました。ゴミを降らせたのは葵のテレポートを
妨害するためではなく、自分が空中にテレポートするためだったんですね」

皆本が先ほどの能力テストを振り返って言った。

「おそらくは。あと、ゴミが壁や天井にはりついているなんて状況は普通は
ありえませんから、天井へテレポートしたのも初めてなのでしょう」

朧が解説を加えた。

(それに、たむろくんにとってはゴミはいくらごちゃごちゃしていても
テレポートの邪魔にならないと考えるべきかな?
普通の瞬間移動能力者とは違って物質によるかく乱が効かないとしたら、


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