35:絶ゴミ024 ◆59WingzUMY[saga]
2013/01/17(木) 00:22:59.36 ID:H4lV2cO10
「危ない! 由羅ちゃん、机を!」
皆本が叫んだ。由羅はすばやく大きな机を持ち上げて、銃弾をそれで防いだ。
その隙にたむろがムチで、ひょろ高い男を拘束した。
由羅はそれを確認すると、机を敵に放り投げる。
何人かの敵が一度にそれの下敷きになった。
その後は一方的だった。由羅の圧倒的なパワーで敵を壁に叩きつけて倒し、
武器を持つ手はたむろのムチで弾かれる。皆本もゴム弾ピストルで攻撃に加わり、
『ザ・ダストスパート』は無事、テロリストのアジトを占拠した。
「ズバリ、覚えてやがれでしょう!」
「くっくっく……私達は『普通の人々』、どこにでもいる。
だからこれで終わりはしないよ」
拘束された犯人たちはそんなことをわめいていた。
「よくやった。キミたちは『普通の人々』のテロにより家屋数軒崩壊という
予知を覆した。これは期待していた以上の成果だ」
皆本はたむろと由羅を手放しで褒めた。
「いやぁ、それほどでも」
「皆本さんったら、褒めて伸ばすタイプ?」
初仕事を評価されて、たむろと由羅も表情をゆるませた。
が、
バキッ
大きな音がして、太い柱が一本折れた。
由羅に殴り飛ばされた人間がぶつかったり銃弾が当ったりして脆くなっていたのだ。
メキメキ ミシッ
そして、全方位からやばい音が聞こえた。
「まずい、たむろくん、全員テレポートを!」
「りょ……了解!」
たむろは、皆本と由羅、それにテロリストたち全員を巻き込んで一気に
テレポートした。その先はお好み焼き屋のゴミ箱だった。
「なんだ、てめぇら!?」
店員が驚いた声を出した。
客も突然現れた二十人ちかい大群にビビって動けなかった。
「ここは、どこ?」
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