9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/16(水) 23:38:16.36 ID:Z2MY10hv0
乃莉「今日はなずながそっちね」
乃莉ちゃんは壁際に寄ったので、わたしは淵の方で寝ることになった。初めの頃は少し窮屈に思ったものだけれど、最近はそうも感じない。
ゆの先輩ほどではないけど、わたしはけっこう小柄な方なのだ。それに、隙間に身を埋めるのには慣れている。
布団にくるまる瞬間、ラベンダーの香りが鼻をくすぐった。乃莉ちゃんの匂いかな。わたしはすこしドギマギしながら枕に頭をのせる。
乃莉ちゃんは目を閉じながら、眠そうな声で、
乃莉「おやすみ」
わたしもそんな乃莉ちゃんを眺めながら、
なずな「……おやすみなさい」
と返した。
数分と経たずに、隣から、かすかな寝息が聞こえてきた。
わたしは小さくため息をつく。外を降る雪は、それを静寂で上書きした。
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