34:1[saga]
2013/02/02(土) 01:52:18.52 ID:rJV636970
ほむら「それはつまり……。見滝原から手を引け、ということ?」
マミ「いえ、そういう意味ではないわ。
あなたもこの街で生活していかなければならないでしょうし、出て行けなんて言うつもりはない。
それに、私はあなたと協力していきたいとも思っている」
ほむら「それじゃあ、どういうつもり?」
マミ「私はただ、あなたに危険なことをして欲しくないだけなの」
ほむら「でも、私達魔法少女にはグリーフシードが―」
マミ「もちろん、私が手に入れたグリーフシードは全部あなたに譲ってあげる」
ほむら「それじゃあ、あなたが自分で使う分はどうするの?」
マミ「私はね、グリーフシードを使う必要はないの」
ほむら「……キュゥべえもそう言っていたけど、一体どういうこと?」
マミ「それについてはまだ詳しく説明することは出来ないのだけど……。
そうね……、私はキュゥべえと契約した魔法少女ではない、とだけ言っておくわ」
ほむら「何ですって?
キュゥべえ、彼女の言っていることは本当なの?」
キュゥべえ「ああ、訂正するほど間違ってはいないね」
ほむら「そうね……。キュゥべえは嘘をつかないから、そこは本当なのでしょうね。
でも、もしもあなたが先程の約束の方を守らなかったら、私はグリーフシードを全く得られないわね。
しかも、あなたはろくに事情を話そうとはしない。
それで、あなたのことを信用しろっていうの?」
マミ「お願い、私を信じて」
ほむら「……」
マミ「……暁美さん?」
ほむら「私はまだあなたを全面的に信用することは出来ない。
それに、そうでなかったとしても、あなた一人だけでこの街の魔女達に対処出来るとも思えない。
だから、全てをあなたに任せる、というわけにはいかない。
だけど、とりあえずは、出来る限りあなたに譲るようにします」
マミ「ありがとう。
今はまだ、それでも構わないわ」
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