過去ログ - SERIAL CHAINS 「あやめのうた」
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41: ◆wPpbvtoDhE[saga]
2013/02/15(金) 19:49:41.55 ID:590Z2qwJ0

天牛蟲「?・・・!?」

ビシャッ!バシャッ!

天牛蟲「ッ!??」


水無瀬「どうだ!?」

菖「当たった!よろけてるよ!」

菖は2?の携行缶よりガソリンを背後へまき散らす。
天牛蟲はびしゃびしゃと全身にガソリンを受けた途端、垂れ流れるその液体によって足元が滑ると気付き四苦八苦していた。


天牛蟲「ギッ!ギギィイイッ!!」

滑りを抑えるために六本の爪先を立て、スパイクの如く地に食い込ませ距離を詰めようと疾走する。


水無瀬「マジで頼むぞ!」

菖「おう・・・!」

水無瀬の背後で、カチリ、カチリ、とライターの動作音が鳴る。
深呼吸とも取れる菖の息遣いが聞こえたかと思えば・・・・・途端、リアが唐突に沈み込む。かと思えば、荷重が抜けた。


水無瀬(はっ?)

ちょっと待て・・・コイツは今何をした?
ライターを銅線で固定し投げるだろうはずが、 今更ながら動作音が二度鳴った?
そしてリアの加重が抜けたとなれば・・・・・まさか。


菖「雄ォオ゛オッ!!」

あろうことか、右手に鉈を左手にライターを構え、菖は迫り来る天牛蟲に向かい、虚空へと飛び出していた!


天牛蟲「ギチッ・・・!!」

物理の法則に従っているのならば、宙で身動きなど取れるはずがない。
ここが最大のチャンスと言わんばかりに、槍にも似た鈎爪二本を凶刃の如く、勢いのまま狙い定める!



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