過去ログ - 少年「魔方陣……服従……の術式ですか?」先輩「そうだ」
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61: ◆2nkMiLkTeA[saga]
2013/02/13(水) 17:10:36.36 ID:qRUp2lYzo
「……」

 とにかく、その命令の意味を考える。今、彼女が、その命令をしてきた意味を。考えて。

(や、やばい……)

 ああ、きっと、彼女はこう問いかけるのだろう。予想は当たった。

「では、問おう。君は今、何がしたい」

「う……あ……お、おしっこを……したい……です」

 答えない、という答は当然できなかった。命令は絶対である。

(くそっくそっ)

「そうか。では、それはこのままでもできるのかな」

「できま……せん……」

「どうしたらできるんだったかな」

 平時のように、先輩の言葉には淀みがなかった。次々と問答が進み、そして追い詰められていく。

「……せ、先輩に」

 やめてくれ。心の中で叫ぶ。目頭が熱くなってきた。

「先輩に……ち、ちん、ちんを……舐めて……もらわないと……できません」

「そうか。では、最後の質問だ」

(き、聞いちゃダメだ。そうだ、耳を塞げば――)

 そういえば、まだ、実際に物理的な障害で耳が聞こえない場合の実験はしていなかった。もしかしたら、と思った矢先。

「そのまえに、命令の追加だ」

 耳を塞ぐ間もなかった。

「私が、君に向かって言葉を発している時に、君は耳を背けてはならない」

「うわ」

 ああ。ああ。

(この人は……)

「君は」

 わざとだろう。

「小用をしたいかい?」

 ゆっくりと。区切りながら、言ってくる。

「私に、君の性器を舐めさせてでも」

 最後の質問を。

「し……た……い……です」


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