過去ログ - 「そんなことより野球しようぜ!」
1- 20
94: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/03/31(日) 23:57:27.21 ID:PHMl3BnPo

「お前の言うことは大体わかったよ」
「――つまり、協力者のみなさんは天岩戸伝説で言うところのストリッパーだね」
「失礼な喩えはやめろ」
「晶ちゃんが出てきたくなるような投球内容じゃないとね」
以下略



95: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/03/31(日) 23:58:19.48 ID:PHMl3BnPo

―――――翌日・朝―――――

時間が取れるのは朝しかないと言われ、早く来た。
テリーと一緒にウォーミングアップをする。
以下略



96: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/03/31(日) 23:58:50.24 ID:PHMl3BnPo

マウンドのプレートから踏み出す足の着地点に印をつける。
投球練習はワインドアップでゆっくりさせてもらう。
いつの間にか、周りはざわつき、それから静かになっていた。

以下略



97: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/03/31(日) 23:59:16.79 ID:PHMl3BnPo

――――――――――

内容は良かった。
この打者で一巡する。
以下略



98: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/03/31(日) 23:59:42.59 ID:PHMl3BnPo

「誰か……! 誰かこいつを打てる奴は……!」

(先輩、芝居がオーバーです)

以下略



99: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/04/01(月) 00:00:09.99 ID:/PSNK3Ego

要求されたとおり、真ん中へ投げる。
晶は途中でスイングをやめてしまった。
ファール。

以下略



100: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/04/01(月) 00:00:36.07 ID:/PSNK3Ego

「メットくらい被れ! ぶつけたらどうするんだ!
 女だからって手ェ抜いてるわけじゃねえぞ!」

しばらくにらみ合って、晶は凝ったヘアアレンジを解いて、髪をおろした。
以下略



101: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/04/01(月) 00:01:06.47 ID:/PSNK3Ego

――――――――――

「う、うわああああああ伊織いいいいい!」

以下略



102: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/04/01(月) 00:01:46.35 ID:/PSNK3Ego

「ねえ伊織、何考えてるの!
 あたし、こんなんだから好きになった人に嫌われた!」
「お前、それで辞めたなんて――」

以下略



103: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/04/01(月) 00:02:14.65 ID:/PSNK3Ego
「俺はお前を相手にできてよかったよ」

思ったより細い肩が俺の腕の中にあった。

「何度も辞めようとしたけど、本当に投げられなくなると考えたら怖かった。
以下略



104: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/04/01(月) 00:02:52.46 ID:/PSNK3Ego
その瞬間、テリーと、クラスが同じ野球部員が俺を囲んだ。
はしゃぎながら俺の頭や背中を叩く。

「痛い、痛いって!」
「さあ、晶ちゃん! 返事! 返事!」
以下略



114Res/61.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice