過去ログ - 「そんなことより野球しようぜ!」
1- 20
99: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/04/01(月) 00:00:09.99 ID:/PSNK3Ego

要求されたとおり、真ん中へ投げる。
晶は途中でスイングをやめてしまった。
ファール。

以下略



100: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/04/01(月) 00:00:36.07 ID:/PSNK3Ego

「メットくらい被れ! ぶつけたらどうするんだ!
 女だからって手ェ抜いてるわけじゃねえぞ!」

しばらくにらみ合って、晶は凝ったヘアアレンジを解いて、髪をおろした。
以下略



101: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/04/01(月) 00:01:06.47 ID:/PSNK3Ego

――――――――――

「う、うわああああああ伊織いいいいい!」

以下略



102: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/04/01(月) 00:01:46.35 ID:/PSNK3Ego

「ねえ伊織、何考えてるの!
 あたし、こんなんだから好きになった人に嫌われた!」
「お前、それで辞めたなんて――」

以下略



103: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/04/01(月) 00:02:14.65 ID:/PSNK3Ego
「俺はお前を相手にできてよかったよ」

思ったより細い肩が俺の腕の中にあった。

「何度も辞めようとしたけど、本当に投げられなくなると考えたら怖かった。
以下略



104: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/04/01(月) 00:02:52.46 ID:/PSNK3Ego
その瞬間、テリーと、クラスが同じ野球部員が俺を囲んだ。
はしゃぎながら俺の頭や背中を叩く。

「痛い、痛いって!」
「さあ、晶ちゃん! 返事! 返事!」
以下略



105: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/04/01(月) 00:03:22.61 ID:/PSNK3Ego

テリーは満面の笑みで小突いてくる。

「で? 二人は幸せなキスをして終了?」
「しません」
以下略



106: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/04/01(月) 00:11:32.36 ID:/PSNK3Ego

「何? 『勝てるんだ』って」

テリーに聞く。

以下略



107: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/04/01(月) 00:19:09.61 ID:/PSNK3Ego

―――――その日の夜・伊織の家―――――

三人で夕食を取るけど、言葉は少ない。
でも言っておかないと。
以下略



108: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/04/01(月) 00:28:59.92 ID:/PSNK3Ego

―――――翌日・学校―――――

いつもどおり、テリーとウォーミングアップをしてキャッチボールをする。

以下略



109: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2013/04/01(月) 00:30:04.21 ID:/PSNK3Ego

「あ、晶、その髪――」
「切った」

晶は照れくさそうに笑う。
以下略



114Res/61.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice