59: ◆T6URQJJiS6[saga]
2013/02/10(日) 01:55:53.47 ID:aNOXkH5vo
父が。
母が。
兄が。
姉が。
弟が。
60: ◆T6URQJJiS6[saga]
2013/02/10(日) 01:56:37.12 ID:aNOXkH5vo
【 Railway 】
1970 イギリス
61: ◆T6URQJJiS6[sage saga]
2013/02/10(日) 01:57:05.47 ID:aNOXkH5vo
おやすみなさい
62: ◆T6URQJJiS6[saga]
2013/02/24(日) 01:38:21.18 ID:QBuO3uhto
棋士には二つの墓がある。
63: ◆T6URQJJiS6[saga]
2013/02/24(日) 01:39:16.68 ID:QBuO3uhto
山奥のとある古びた寺院。
内陸部に広がる広大な山々の中、木々に身を潜めるようにして建つその寺の名を知るものは少ない。
64: ◆T6URQJJiS6[saga]
2013/02/24(日) 01:40:02.47 ID:QBuO3uhto
だが世界は広い。
この寺院を必要とするものがこの世に、そしてあの世にいるのだ。
65: ◆T6URQJJiS6[saga]
2013/02/24(日) 01:40:35.33 ID:QBuO3uhto
山肌にまかせるままに傾き、削れ、ならされた地面。
しかし明らかに人の手が入る程度には伐採されている木々。
背の高い木々が枝葉で空を覆う下、木漏れ日が光の筋を描く中にそれはある。
66: ◆T6URQJJiS6[saga]
2013/02/24(日) 01:41:11.14 ID:QBuO3uhto
向かい合うようにして置かれた二つの石碑。
その間に置かれた石の将棋盤。
風雨にさらされ、細かい傷や汚れが目立つ石碑の間にひっそりとたたずむそれは、まるで鏡面のように光を反射し、傷一つ見つけられない。
67: ◆T6URQJJiS6[saga]
2013/02/24(日) 01:41:52.12 ID:QBuO3uhto
棋士といえど人である。
様々な理由で息を引き取り、その身を朽ちさせていくものだ。
家族に見守られ、己に見合った場所に骨をうずめていく。
68: ◆T6URQJJiS6[saga]
2013/02/24(日) 01:42:20.06 ID:QBuO3uhto
ここは棋士の墓。
人としての彼等ではなく、棋士としての彼等が眠る場所。
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