過去ログ - 詢子「夢の中で何かあったような」
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2013/02/02(土) 12:07:45.14 ID:fVlzemOt0
 詢子「わかった。それで十分だよ。リボンを預かって良いかな」 
  
 ほむら「…ありがとうございます」 
  
 差し出した私の右手にリボンを乗せるとほむらちゃんはその手とリボンを両手で包み込む。 
  
 私の右手を包むほむらちゃんの両手から暖かい光が漏れだしてくる。 
  
 ほむら「先輩の受け売りなんですけど、リボンには何かを繋ぎ止めるっていう意味があるそうです」 
  
 ほむら「このリボンは私にとってはまどかとの絆の形です。でもまどかにとっては家族との絆の形でもあるはずなんです」 
  
 ほむらちゃんは目を閉じて手に少し力を込める。両手から零れる光が強さを増した後、静かに消えていく。 
  
 ほむらちゃんが手を放した時、私の手の中には淡い光を帯びたリボンが残されていた。 
  
 ほむら「受け取って下さい」 
  
 そう告げられて、もう一度それを手にして、かつてそれを手にしていたことを実感として感じる。 
  
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