過去ログ - 少女「ねぇねぇおじさん」男「なんだい?」
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2:KHNVDOBB0
2013/02/07(木) 02:40:34.18 ID:KHNVDOBB0

男「となり、座るかい?」

少女「うん」

以下略



3:KHNVDOBB0[sage]
2013/02/07(木) 02:41:31.67 ID:KHNVDOBB0

少女「今日は寒いね」

男「あぁ雨が降ったからね」

以下略



4:KHNVDOBB0[sage]
2013/02/07(木) 02:42:28.42 ID:KHNVDOBB0

少女「ねぇタバコっておいしい?」

男「タバコにおいしいもなにもないさ」

以下略



5:KHNVDOBB0[sage]
2013/02/07(木) 02:43:57.42 ID:KHNVDOBB0

少女「おじさんはどうすれば眠くなると思う?」

男「眠れないのかい?」

以下略



6:KHNVDOBB0[sage]
2013/02/07(木) 02:45:03.70 ID:KHNVDOBB0

少女「私が寝る前は、いつもお母さんがお話してくれたの」

男「僕には話せるだけの物語なんて持ち合わせていないな」

以下略



7:KHNVDOBB0[sage]
2013/02/07(木) 02:46:23.07 ID:KHNVDOBB0

僕の生まれ育った町は、田んぼと川が綺麗な田舎だった。

田舎と言ってもそれなりに大きなスーパーもあるし、コンビニだってある、
いわゆる地方のどこにでもある町だと思う。
以下略



8:KHNVDOBB0[sage]
2013/02/07(木) 02:48:39.33 ID:KHNVDOBB0
彼女は猫みたいな女の子だった。

髪に少しの癖があって、いつも外側に癖毛が跳ねていたのを覚えている。

あまり笑った顔は記憶にないけれど、とても魅力的な女の子だったんだ。
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/07(木) 02:49:51.47 ID:KHNVDOBB0
ある日の帰り道、僕はいつもと同じように暗くなった坂道を歩いて帰っていたんだ。

頭の中で、ふと彼女のことを考えた。今何してるかとか、明日は話しかけてみよう、とかそんなくだらないこと。

坂を下りきった時、電柱の影に隠れて、彼女が泣いていたのが見えた。
以下略



10:KHNVDOBB0[sage]
2013/02/07(木) 02:51:16.65 ID:KHNVDOBB0

彼女は鼻を数回啜ってから、泣いていないと嘘を言った。
僕は彼女の横に立ったまま、彼女と話ができたことにまだドキドキしていた。

どうしたの?
以下略



11:KHNVDOBB0[sage]
2013/02/07(木) 02:53:57.43 ID:KHNVDOBB0

僕には彼女がなんで泣いていたか見当もつかなかったし、
それをと言い詰める勇気もなかった。ただ彼女の隣に立って、同じ時間を過ごしていることに精一杯だったんだ。

でも、なにかしなければと思った。
以下略



12:KHNVDOBB0[sage]
2013/02/07(木) 02:55:52.63 ID:KHNVDOBB0

少女「……それで、あきらめちゃったの?」

男「あぁ、それっきり彼女とは口を交わすこともなかった」

以下略



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