過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/08/11(日) 23:08:50.04 ID:BcUHOC+i0
警察署。そこにいるはずの警察官すら不在だった。かろうじて南条の手のものがおり
ペルソナ使いたちの情報センターとして機能させていた。だが、情報が錯綜し混乱し、
機能不全を起こしていた。ラストバタリオンの妨害を想定していた無線連絡も、魔女の
結界に閉じ込められたペルソナ使いたちには届かなかった。
「圭様。ご無事で」
「現状はどうだ」
思わしくない、というしかない。自衛隊基地は人員の二割が行方不明。前後の
事情から察するに魔女に捕らわれたものと思われる。そして辛うじて自衛隊員の
銃器で撃破し辛うじて結界から逃れた隊員からの証言から把握できたことだ。
「魔女は知覚できるのか?」
遅れて合流した克哉たちの証言と食い違う。あのUFOの下で、今なお戦っている
魔女は視認できなかった。そのため、魔法少女を掻き集め応援を送り込もうと
しているのだが……。
「結界の中と外で事情が異なるのかもしれん。彼女らは戦っているのだろう」
「ああ、理屈はわからん。だができないとあればできる人員を派遣するしかない」
周囲を見渡し、パオフゥは暗に人員がほとんどいないことを示唆していた。
魔法少女が魔女になるのならば、何かの拍子に敵に回ることもある。そもそも、
なぜ魔法少女が魔女になるのかもわかっていない以上、誰でもいい
というわけではない。
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