過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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481: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/08/20(火) 23:32:48.89 ID:qP2C1Qq20
仁美を追い越そうと、三人が突っ込む。
遠距離戦を得意とするほむらとマミですら、だ。だがマミは友人としての仁美を
救いたいという思いがある。一方のほむらは少し違う。
酷い話だが、まどかが悲しむからという理由だ。二人との温度差がそこにあった。
それでもなお、三人は戦いを挑む。仁美を守るため、街を守り戦うために。

銃を槍を巨大化させ叩きこむ。ほむらも弓を的確に撃ち込む。
それをどうも仁美はぼんやり見ているだけのようだ。先ほどまでの行動との
一貫性がない。

「うぉぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁぁ!」

杏子が雄たけび夜に斬りかかる。それに対し夜は反撃する。その攻撃に杏子は
気づいていない。
杏子の視界が突然開ける。槍は空を切り、何もないところの着地する。直後、
彼女がいたところに魔力の塊が降り注ぎ大地を抉り取る。

「あ、あいつか?」

仁美が杏子を強制的に転移させたようだった。触れていなければ不可能と
思われたが、彼女の手にはメイスが握られている。中世ヨーロッパの儀礼用の
飾りのついた杖をイメージしてもらえばよいかもしれない。その先端の錘部分が
鎖でつながっている。それが杏子の体に触れたようだった。

「うふふ、きをつけてくださいね」

近寄る使い魔をメイスで軽く叩くだけであちこちに転移させる。
だがそれは、悪戯に彼女の魔力を使わせるだけだ。
その笑顔に、ぞっとする何かを感じたのは、杏子だけではないだろう。


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