過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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64: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/02/19(火) 21:14:09.81 ID:REMLGFyO0

”マミ、彼女の自宅は知られている”

”私と同じことを考えているのね”

「暁美さん、今日は私の家に泊まらない?」

「結構よ」

「そんな状態で襲撃されたらどうなるかしら? 防ぎ切れて?」

「貴女が敵の可能性もある」

「嘘ね」

ほむらの突き放す言い方が、本心でないと看破した。ほむらはマミを
巻き込みたくない一心で、敢えてこういった言い回しをしたのだ。
短い付き合いではあったが、彼女が抱え込む少女であることを
マミは知っていた。
それが図星であるためか、ほむらは無言。元々不器用な娘である。
こういうお節介に慣れていない。

「信じられないかしら?」

「ほむら。僕からもお願いする。
経験の多いベテランがいなくなることは、僕も困ることなんだ」

「……あなたは、そういう奴だったわよね」

ほむらは溜息をついた。そして僅かに、本当に僅かだが、笑ったのだ。

「私もね、少し寂しいの。美樹さんがいなくなって、佐倉さんも、ね」

「……わかった。お願いするわ……」

「ありがとう、暁美さん」

「普通、お礼を言うのはほむらの方だと思うんだけどね」

ほむらは無言でQBの頭を叩く。

「……本当に、君は僕への当たりが厳しいね」



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