過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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9: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/02/09(土) 20:45:05.13 ID:5Oz0DOWr0

校門のそばで、マミが待っていた。胸の前で小さく手を振り微笑むと
合流する。本来ならここに杏子も待っていて、魔法少女絡みのことが
あればこうやって落ち合うことにしていた。
だが、基本的には各々単独行動である。一人では対処しきれない
ほどの魔獣が発生するようなことがない限り、
過度に干渉しないことがお互いのルールだった。

「今夜、一緒にパトロール、どうかしら?」

マミがそんなことを提案する。不安からか、寂しさからなのか
はわからない。とにかくほむらにそんなお願いをする。
だが、ほむらにそれを受け入れる度量も余裕もない。
彼女の根は、あの眼鏡をかけた気弱な少女だからだ。

「いいえ、悪いけれど遠慮するわ」

取りつく島もなく言う。
断られたマミはしょげ返る。だが、ただそこで引き下がる
彼女ではない、執拗に食いつく。その姿は少しいつもと違う
逼迫した何かを漂わせていた。

「美樹さんみたいに、貴女が消えてしまわないか、不安なのよ」

「杏子の心配をするべきだわ。私は心配いらない」

ほむらの返事は、にべもない。



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