過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)2
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648: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2013/09/02(月) 00:41:25.06 ID:zWnfTN/m0

早苗「『能力を使うコツを教えて欲しい』とのことですけど、私なんかでいいんですか?」

早苗「確かに同じ『空力使い』ですから、教えられることはあるかもしれませんが……」

以下略



649: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2013/09/02(月) 00:42:29.97 ID:zWnfTN/m0

親友の初春は甘いものに関してはとことん目がない。ファミレスに行くと決まってパフェを注文するし、
お金に余裕がある時は通常の倍の量である、ジャンボパフェを注文することも頻繁にある。
しかも完食できてしまうばかりか、それだけの量を食べてもあまり太らないという不思議な体までしている。

以下略



650: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2013/09/02(月) 00:43:48.52 ID:zWnfTN/m0

早苗は手ごろな木の棒を持ってくると、地面の文字を書き始めた。
『古典力学』と『量子力学』の文字を最初に書き、続いてその下に『マクロ』と『ミクロ』の文字を書き込む。
そして『古典力学』と『マクロ』、『量子力学』と『ミクロ』をそれぞれ丸で囲んだ。

以下略



651: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2013/09/02(月) 00:45:42.73 ID:zWnfTN/m0

いきなり小難しい言い回しばかりになったので、佐天はもっと簡潔に説明することを要望した。
『ミクロ』だの『事象』だの、聞いたことはあるが普段使わない言葉を並べ立てられると頭の中がこんがらがってしまう。


以下略



652: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2013/09/02(月) 00:48:08.20 ID:zWnfTN/m0

早苗「はい。 マクロの世界、つまり私達が見えるレベルではその通りですね。
片方にボールがあり、もう片方には何もありません」

早苗「マクロの世界では仕切りをつけた時点でボールの位置は決まってしまいます」
以下略



653: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2013/09/02(月) 00:49:12.27 ID:zWnfTN/m0

佐天「すごいね早苗さん。 私も習ったはずなんだけど、もう全然覚えてないや」

早苗「いえ、これはあくまでも知識としての話ですので、能力を使うコツにはあまり関係ありませんよ」

以下略



654: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2013/09/02(月) 00:52:32.42 ID:zWnfTN/m0

早苗「さて、この話を使って超能力の発生のメカニズムを説明しましょう」

佐天「お、ついに来たね」

以下略



655: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2013/09/02(月) 00:55:03.98 ID:zWnfTN/m0

早苗「事象を確定させるのは『人間の脳』です。 つまり、例え確率がゼロに近い現象でも、
私達が観測することさえ出来れば、あり得ない現象を無理矢理現出させることが出来るようになるのです」

早苗「その現象がミクロの世界におけるものでも構いません。 観測した時点で『バタフライ効果』により、
以下略



656: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2013/09/02(月) 00:55:46.41 ID:zWnfTN/m0

つまるところ、『超能力開発』とは『非常識な現象を容易に観測するために脳に手を加える』ことだ。
その結果として得ることができる『開発された脳が観測できる超能力の源となる何か』を、
超能力開発の専門の用語で『自分だけの現実』と呼ぶ。

以下略



657: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2013/09/02(月) 00:57:21.24 ID:zWnfTN/m0

早苗に釘を刺された佐天は力なく答えた。


学生の本分は勉学であることは紛れもない事実であるが、実際にそれをするのは非常に憂鬱になるものである。
以下略



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