過去ログ - マミ「私は……守りし者にはなれない……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第三章
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◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2013/02/23(土) 04:33:59.20 ID:BGorv0Bko
「そいつは魔法少女だった。ソウルジェムから槍を出して、あたしに突きつけて言ったの。
あんたがホラーって化け物だろうって」
カシャン――と、ティーカップが音を立てた。
マミが指からカップを取り落としたのだ。
転がったカップからは残った紅茶が流れ出し、テーブル上に広がる。
にも拘らず、マミは愕然と目を見開いたまま。
「って、マミさん、こぼれてるこぼれてる!」
慌ててお絞りで拭くさやかに詰め寄った。
「それで、その娘は!? 美樹さんはどうしたの!?」
「え……あたしは違うって言ったよ。当たり前じゃん。
マミさんに助けてもらって、自分がまだ契約してない魔法少女候補だって言ったんだ。
そしたらさ、なんか話が違うとか言って、一言謝ったらダーッて走って行っちゃった」
驚くマミと対照的に、さやかは妙に冷静だった。
普通、暗がりに連れ込まれて槍を突きつけられれば、もっと怯えたり嫌そうに語って当然なのだが。
彼女にとって、それは大して恐れるには値しないのだろうか。
命のことは名前を聞いただけで警戒し、口に出すのも忌避しているのに。
「帰ったら、もう誰もいなかった。
それで雨が降ったから、あたしはここでマミさんを待ってたの」
「そう……だったの」
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