過去ログ - マミ「私は……守りし者にはなれない……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第三章
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◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2013/02/23(土) 04:37:40.46 ID:BGorv0Bko
「いい加減にして!」
マミは声を張り上げた。
聞きたくない。考えたくない。あり得ない。
そんな不安が膨らんで、思わず声を荒げていた。
さやか同様、自分の中の恐怖に押し潰されまいと、胸の想いを吐き出したのだ。
「いくら本人がいないからって、言っていいことと悪いことがあるわ……。
他人を証拠もないのに化け物呼ばわりするなんて、本気なら私も怒るわよ……!」
カッとなって止まらなかった。
さやかを睨みつけ、低く震える声で戒める。
いや、抑えていても、それは恫喝と大差なかった。つい昨日も彼女にしてしまったように。
射竦められたさやかは小さく、
「ごめん……」
とだけ呟いて俯いてしまった。
さやかの潤んだ瞳を目にした瞬間、マミはハッと我に返り、激しい自己嫌悪に襲われた。
――私は何をやっているの……!
美樹さんの気持ちを見誤って、それどころか怒鳴って、余計に怯えさせて。
彼女はただ怖かっただけなのに……。
こんなの最低じゃない……――
マミは両手で額を覆い、言葉を失った。
自分で自分が許せなかった。
何か言わなければと思うのだが、胸の内の不安や恐怖を言葉で表せなかった。
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