1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/13(水) 03:42:32.35 ID:47kAuLZL0
「もう逢えない」
そう冷たく告げる私に
「……そっか」
振り絞るように小さな声でぎこちなく笑う澪
私の家までの長い長い一本道
何度も二人並んで歩いたこの道を今は私が一人歩き、
その後ろを澪が静かに夕陽に照らされて伸びた私の影を追うようについてきている
隣の公園から無邪気な子供達の声が聞こえる
男の子と女の子が仲良く遊具で遊んでいる姿は小さかった頃の私と澪を思い出させた
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/13(水) 03:43:07.04 ID:47kAuLZL0
「……ずっと前から好きでした」
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/13(水) 03:44:08.39 ID:47kAuLZL0
澪は私を愛してくれた
それは親愛でもなく、友情でもなく、男女の愛に近いものだったんだと思う
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/13(水) 03:44:45.96 ID:47kAuLZL0
「最初から分かってた。律はそうじゃないって」
「ラ、ラッキーだったよ。少しだけでも恋人として過ごせたから……」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/13(水) 03:45:53.94 ID:47kAuLZL0
もうすぐ途切れる道の手前で私は立ち止まる
澪にかける言葉を頭の中で必死で紡ぐ
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/13(水) 03:47:19.36 ID:47kAuLZL0
「さよなら」
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