過去ログ - ネミッサ「デビルサマナー鹿目まどか 対 魔法少女鹿目杏子」まどか「戦うの?」
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483:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/28(日) 21:34:36.16 ID:qYv1Bj5k0

つまりはこういうことだ。とネミッサはまとめる。

「今後『聞かれなかったからね』なんて言おうものなら、ボンッ、よ」

「ブフッ!」

ネミッサが親指で起爆スイッチを押す仕草をする。
声色を真似たその言い回しのおかしさにと全員が空気を漏らす。
その一言で空気が緩んだようだ。涙の跡は未だ残るが、それもいずれ
消えるだろう。

「似てねぇ〜」

「い、いいじゃん」

泣いてたはずがもう笑ってる。これがネミッサの強さの根源かも
しれない。スプーキーはそう思う。彼女も一人のときは泣いていたはずだ。
それこそ、ほむらのように。だが、今はマミというパートナーがいる。
ほむらやまどか、さやかに杏子もいる。苦しみを分かち合える友達がいる。
かつて劣等感に苛まれた自分が作れなかった絆を彼女は育んだ。だから気付いた。

もう、彼女に自分は必要ないのだと。

大袈裟に言えば、親離れ子離れなのかもしれない。

「いい友達を持ったね」

「え、そうでもないよ。ひねくれてたり、甘えんぼだったり、
嫉妬深かったり、本音言わなかったりして、大変なんだから」

「あんた、本人目の前にしてヒドイこと言うねぇ……」

「し、嫉妬って何のことかな!?」

「貴女だって程よくひねくれてると思うけれど?」

「甘えてるのはそっちもおんなじじゃねーか」

「もう少し、思いやりを持ってくれないとね。ママ心配」

言い返され、スプーキーや『まどか』をそっちのけで騒ぎ出す。
そんな朗らかな姿が、何よりも二人を安心させた。



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