過去ログ - ビッチ・2
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169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 22:20:40.94 ID:D0y2i/Rfo

 あたしはその後、ただ身体の痛みに怯えていただけだった。激しい愛撫がようやく終っ
た後、あたしはぼろぼろに引き裂かれた富士峰の付属小学校の冬服を抱きしめてい呆然と
子ども部屋のベッドに横たわってた。ようやく涙が流れ出したのは、満足したパパがあた
しの身体から身を離した後のことだった。

 まあ、でもそれはもう過去の話だ。

「おまえを抱いた時点で、それは否定できないと思っているよ」

「そうじゃないよ。パパはあたしのことなんか好きでも何でもないんでしょ」

「またその話か」

 パパがあたしの体からうんざりとした様子で手を離した。

「有希のことが好きじゃなければ自分の娘を抱くようなことをするわけないじゃないか」

「パパの嘘つき。パパが本当に好きなのは怜奈叔母さんだって自分で言ってたじゃない」

「パパには今は有希しかいないよ」

「誤魔化さなくていいって。パパは今でも亡くなった怜奈叔母さんのことしか好きじゃな
いんでしょ? 多分、生まれてから今まで」

 パパは沈黙した。怜奈叔母さんとはパパの妹だ。

「・・・・・・パパ?」

 パパの沈黙があまりにも長かったので不安に思ったあたしはパパに呼びかけた。

「怜菜は死んだんだよ。今さら好きも何もあるか」

 パパが再びあたしの身体を愛撫し出した。

「パパって変態だよね」

 あたしはパパの手を自分の足から振り払いながら少しだけすねた様子を演じて言った。

「今までに本当に愛した女って、自分の実の妹の怜奈叔母さんだけなんて」

 パパは再びおとなしくあたしの体から手を離しながら真面目に返事した。

「いや。有希のことも愛しているよ」

「無理にあたしに気を遣わなくてもいいよ」

「本当だよ。まあ、別に妹とおまえだけってことはないけどな」

「え? その他に好きな人がいるの?」

 パパの妹である怜奈叔母さんは若くして事故死していたから、パパがとりあえず気にし
ているのは今ではあたしだけだったはずだ。でもそうではないのか。あたしをじらすため
にしてはパパの表情を真剣だった。


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