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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/02/19(火) 00:20:53.17 ID:RWhJArPDO
〜 現在・勇者の夢世界 〜

女神「……それから魔族と人間は仲違いしちゃったの」

勇者「ひどいっ!」

邪神「そうだな、魔王と人間の王はひどい無能だった、うんうん」

勇者「ひどいってのはアンタらの事よ!
 ま、まさか戦争の発端がそんなくだらない理由だったなんて……」

女神「そう悩まないで勇者ちゃん、いつかいい事あるわよ?」

勇者「諸悪の根源が何を偉そうに言ってるのよ! つか、何で止めなかったのよアンタたち!」

邪神「いや、アタシらも争いは嫌いだから知ってたら止めてたぞ? きっと」

女神「でもライブ会場から逃げる途中で、ばったりドラゴンと出くわしちゃって二人まとめてパクリ」

邪神「しかも腹の中に私たちがいることを知らない大賢者が、ドラゴンごと私たちを封印したからさあ大変」

女神「数百年かけて現世に復活したけど、なんか人間と魔族は戦争しちゃってるし……」

邪神「あ、アタシらの心配はしなくていいぞ。ドラゴンの肉って美味しかったし栄養満点だったからな。
 ああ、また食べたいなぁドラゴン肉……」

勇者「心配してない! よだれを垂らさない! つーか、もう黙って!
 と、とにかく! あなたたちが原因なら、人間と魔族の争いを止める事ができるでしょう! このバカげた争いを止めさせなさいよ!」

女神「……勇者ちゃん」

勇者「な、なによ!」

邪神「もし、さっきの話を私たちがした所で、人間や魔族が信用して争いを止めてくれると思うか?」

勇者「……うっ」

女神「始まりはどうあれ、今は人間と魔族が自らの意思で争い合っているのよ。手綱はすでに私たちの手から離れているわ」

勇者「じ、じゃあ、やっぱり私が魔王を倒さないと……」

邪神「頭を潰した所で戦争が止まると思っているのか?」

勇者「な、なら部下もまとめて倒せば……」

女神「ひどいわ勇者ちゃん! あわれ、有能な統率者たちを失った魔族は人間の奴隷として一生を暮らすのでした」

勇者「ぐぐ……っ! ならどうすればいいのよ! もうあなたたちが解決すればいいじゃない! 一応は神なんだし、強いんでしょ!?」

邪神「それがな、長い封印生活で魔力が枯渇してな」

女神「しかも神を信じてお布施をしてくれる熱心な信者が激減しちゃったから、今の私たちは元の力の数百分の一程度のぱわーしかないのよ」

勇者「自業自得ね! ふんっだ!」


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