過去ログ - にゃあ
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/02/16(土) 19:59:49.57 ID:mErWz44DO
〜 ??? 〜

勇者「あ、あれ? ここはいったい? 私は何を?」

 ふわふわと何も無い空間を漂う勇者。それも全裸で。

勇者「って、きゃ〜!? 何で服を着てないの私!?」

女性2「ええい! やかましい!」

勇者「あだっ!」

 すぱこーん、と横から勇者の頭に突っ込みが飛んできた。

勇者「いたた……あ、貴女はさっき私にボディブローをかました!」

女性2「うむ、その節は悪かったな」

勇者「いや、謝られても……というか、ここどこ?」

女性1「ここは貴女の夢のなか、私たちは貴女の精神に直接話しかけてるのよ」

勇者「うわっ、もう一人いた!? ……って、貴女はお腹を押さえていた女性!?」

女性1「もちろん仮病よ? 貴女……勇者の気をひくための芝居、ね?」

勇者「あ、あなたたちは……いったい……それに何で貴女たちは服を着ていて私は全裸……」

 自分の素性を知っている、見知らぬ相手。
 勇者はごくりとツバを飲み込む。
 二人の女性は不敵な笑みを顔に浮かべると、急にがばっと自らの衣服を脱ぎ捨てた。

女性1「私は女神」
女性2「アタシは邪神」

 白い翼を広げる金髪の自称女神と、黒い翼とシッポを持つ灰色の肌の自称邪神がそこにいた。
「服を脱いだだけで何でそうなる?」という突っ込みをしてはいけない。

二人「我ら、ツインゴッテス!!」

 そして揃ってキメポーズをとる自称女神と自称邪神。背景でザパーンと冬の荒波が白く散っていた。
 それに対して勇者は……

勇者「……」

──この人たち、服をぬいでも服を着てるし何で? ……あっそうか夢だ。翼とかシッポとか生えてるし、変な夢だなぁ、早く目を覚まさないかなぁ……。

 ……現実逃避を始めていた。


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