2: ◆jXbBlHLPaM[saga]
2013/02/17(日) 02:48:01.53 ID:RwtY2DTwo
3: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2013/02/17(日) 02:49:58.85 ID:RwtY2DTwo
地平線を埋め尽くし、天を衝く異貌の巨体。世界を終わらせる、最悪の魔女。
アレを生み出させないために、彼女を救うために、私は独り戦い続けてきた。
けれど――また、失敗した。
4: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2013/02/17(日) 02:50:37.66 ID:RwtY2DTwo
「私は何度でも繰り返す」
その姿を、末路を目に焼き付ける。
「いつか必ず、あなたを救ってみせる」
5: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2013/02/17(日) 02:51:39.81 ID:RwtY2DTwo
「く……っ」
足元がぐらぐらと揺れて、思わず"盾"に伸ばした手を床についた。
「あれは……」
6: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2013/02/17(日) 02:53:53.75 ID:RwtY2DTwo
「まさか、アレと戦うつもりなのかい。ダ・イスォウド」
「だから……一体アレは何なの、答えろッ!インキュベーターっ!!」
何が何だか分からない。だというのに、インキュベーターだけはこの状況の全てを見透かしているようだった。
7: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2013/02/17(日) 02:56:22.73 ID:RwtY2DTwo
世界の全てを終わらせるという、最悪の魔女。彼女の成れの果て。
そして突然に現れた、謎の緑の巨人。インキュベーターがダ・イスォウドと呼んだもの。神の武器。
果たしてその戦いは、一体どんな結果を生むのだろうか。
そう、もうこの世界でやるべきことは、全て終わっているはずなのに。
8: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2013/02/17(日) 02:58:58.12 ID:RwtY2DTwo
光の余波が激しく私の視界を照らし、光に慣れた私の視界がようやく機能を取り戻した時。
私の視界に飛び込んできたのは……。
「っ!?」
9: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2013/02/17(日) 02:59:31.38 ID:RwtY2DTwo
10: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2013/02/17(日) 03:00:30.20 ID:RwtY2DTwo
「っ!………はぁ、は……ぁ」
開けた視界に映っていたのは、白一色の見慣れた天井。新しい一月の始まりの場所。
病院の、天井だった。
11: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2013/02/17(日) 03:01:41.28 ID:RwtY2DTwo
12: ◆jXbBlHLPaM[saga]
2013/02/17(日) 03:03:24.16 ID:RwtY2DTwo
【次回予告】
新たな世界に現れた男、百地王太。
彼は如何にしてこの世界に現れたのか、そして、如何にして敗北を遂げたのか。
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