過去ログ - 魔法少女と神の剣
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22: ◆jXbBlHLPaM[saga]
2013/02/19(火) 02:13:32.70 ID:mFK5yBoRo
それが、時間を操る私の魔法。
時間を止め、そして何度でも遡り、私は彼女を救う未来を探している。そのための力。

そして全てが止まった世界の中で、男もまた驚愕の表情を浮かべたままその動きを止めていた。
このままこの男だけ時を動かして、そのままどこかへ連れ出せば、邪魔される心配もなく話を続けることは出来るだろう。
けれど、果たしてそこまでする必要はあるのだろうか?

「……かと言って、捨て置く訳にも行かないのよね」

このままこの病室に居座られては、遅かれ早かれ面倒事は起きる。
この男がどんな手合いかも分からない以上、不確定要素は増やすべきではない。
それに最悪、邪魔になるようなら……。

手を伸ばし、相変わらず微動だにしない男の手を掴んだ。その瞬間、男の時間も動き出す。

「――って?うぉわっ!?な、何でいきなり手を握って……
 いや、そんな事よりこれは何だ?……周囲の時間が、止まっているのか?」

どうやら、飲み込みはそれなりに早いらしい。
あの緑の巨人に関係があるのだとすれば、それくらいは当然なのかもしれないけれど。
余計な手間はないに越したことはない。



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