13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/18(月) 00:24:10.79 ID:onRvhrVu0
「…………」
何も無い。不審な点はどこにもなく、全てが正常、自然であるように見える。
しかし、何故か、違和感が拭えない。
もう一度、周囲を見直す。
何かが、頭の隅で煌めきかけたその時、正面の道を進む、エンジン音が聞こえ、私の関心はそちらに向けられた。
ライフルを構え、姿が見えるのを待つ。
『りっちゃんたちだよ』
インカムから流れてくる亜美の声を聞き、私はライフルを下ろした。
空から、地上を見張る亜美は、S–99スナイパーライフルを装備している。
本当に敵対者が乗ってきていれば、ここまで近づく前に排除することは容易い。
「プロデューサー、律子たちが来ました」
振り向き、プロデューサーを見ると、壁を向いたまま、右手を上げて応えた。
「こっちも、ちょうど終わるところだ」
プロデューサーが言い終わるやいなや、振動と共に、彼の前の壁が奥へ引っ込み、内側へと開いた。
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