27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/18(月) 00:39:31.60 ID:onRvhrVu0
「ノーブル!」
すぐに銃声が聞こえた。
私ではない。音からして、貴音でもない。
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/18(月) 00:40:09.51 ID:onRvhrVu0
「……誰の細腕が、何ですって?」
弾倉を抜き、リロード。
コンソールにめり込み、銃創から煙を上げる男を乱暴に払いのける。
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/18(月) 00:40:48.03 ID:onRvhrVu0
「これは……」
「シックス!」
律子の驚く顔、背後の微かな気配。
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/18(月) 00:41:32.74 ID:onRvhrVu0
「くっ……」
既にライフルの射程ではない。
向けようとした銃口は容易く撥ね除けられた。
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/18(月) 00:42:05.99 ID:onRvhrVu0
三発。
赤い光がちらつく。
誰かの手が私を掴むそれの腕を横から握りつぶし、へし折った。
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/18(月) 00:44:33.64 ID:onRvhrVu0
「しっくす! 大丈夫ですか!」
「……えぇ」
四条さんの手を借り、起き上がる。
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/18(月) 00:45:18.63 ID:onRvhrVu0
「クリア」
静けさが戻った後、少しの間、全員がモーショントラッカーに全神経を集中した。
四人を表す光点が周期的に点滅する以外に、動きはない。
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/18(月) 00:46:22.80 ID:onRvhrVu0
『うん。いきなり森から飛び出してきて』
『まぁ、らくしょーだったけど』
「よくやった。俺たちはこれからここを復旧できないか試してみる」
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/18(月) 00:47:09.29 ID:onRvhrVu0
「そっちでこの、鉄クズを一人分回収できるか?」
『あー……』
『私とゆきぴょんで一人ずつ相手にしたんだけど』
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/18(月) 00:47:36.02 ID:onRvhrVu0
「プロデューサー、頭ならここに」
私は壁際に転がったそれの頭を拾い上げ、掲げてみせる。
多少凹んではいるが、この中では最も良好な保存状態だ。
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