過去ログ - 勇者「出来損ないの魔法使い?」2
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227:『10章 王国連合軍と魔法使い』 ◆jwzTa4PnO.[saga]
2013/02/27(水) 13:18:40.26 ID:F5W2oB0t0
金髪「そうだぜ勇者。なんだよ、こんな楽しそうなイベントをどうして教えてくれなかったんだ!」
女商人「戦争なんて稼ぎ時じゃないか、なぁ?」
技師「ははは、全く持ってその通りだ」
魔法使い「技師さん!」
技師「久しぶりだ、嬢ちゃん。元気だったかい?」
魔法使い「うん。あなたに作ってもらった弾倉は、すごく役に立ってる」
技師「それは嬉しいねェ。作った甲斐があったってもんだ」
女商人「さて、私たちがこっち来た理由は魔女が伝書鳩を私に飛ばしてくれたからだよ」
女商人「あと1日でも遅れていたら、私は拠点から次の商売に出かける所だった」
勇者「そうだったのか。女商人は旅団だから、どこに伝書鳩を飛ばしていいか分からなかったんだ」
女商人「そうだと思った。んで、勇者。ここからが本命だ」
勇者「なんだ」
女商人「私たちは戦争のために来た。もちろん商売人だ、損得勘定だってきっちりしたい」
勇者「回りくどいぞ」
女商人「商売人ってのは、たいていはこんなもんだよ」
勇者「それで、何が言いたいんだ」
女商人「私たちの持ってきたものを、この国で買って欲しい。もちろん、勇者からの紹介ってことで」
勇者「それはできないな」
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