10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/02/22(金) 15:40:31.63 ID:L62z0KCK0
まだ二年生なのに、あかりは私達とは違う道に行こうって考えている。
それが思った以上に、ショックだったのかもしれない。
何でショックを受けているのか、それはよくわからなかったけど。
体が動くようになってから、私は部室へと戻る。
戻ってから何をすべきなのか分からないままに、私は部室に入ってすぐさま結衣に何かあったのかと聞かれた。
京子「なんでもない」
結衣「わけないだろ。それになにもないんだったら、ラムレーズン食べた満足な顔を張り付けて帰ってくるだろ?」
結衣の指摘は間違っていない。
いつも生徒会に行ってはアイスとかを食べて帰ってくるし、無かったら無かったで、笑いながら帰ってくるのが私なのだ。
だから今回のように見るからに何かがあったみたいなことになっている私を見て、結衣が異変に気づくのは当然のことであった。
ちなつちゃんも、やっぱり私が変であることは理解しているようであって、その視線を受けながら座る。
座って少しばかり手を動かしたり、下を向いては首を振ったりなど、結構挙動不審なことをしながら、今さっきの生徒会室から聞こえてきた会話を思い出す。
進学校に行く……
あかりはまだ二年生だ。後々考えだって変わるかもしれないし、どこの学校に行くのかを決めるのは本人であって私じゃない。
わかっていても、なんだかすっきりしない。それがなんであるかはわからなかったけど、二人が向けてくる目に若干耐えきれなくなってきた。
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