9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/02/22(金) 15:39:18.66 ID:L62z0KCK0
あかり「うん、お姉ちゃんの行ってた学校なんだけどね」
千歳「ほんまか〜、あかりさん成績も十分やから前期募集でも受かる確率高いと思うでぇ〜」
櫻子「あかりちゃんが進学校ねぇ〜。向日葵もおっぱいばっかりに栄養使ってないで、頭にも使えよ〜」
向日葵「胸は関係ないでしょう!」
そんな楽しい声が聞こえてくるその空間に、私は入るべきか躊躇した。
無駄に、無駄に何かが重くのしかかってくる感じがして、ドアに掛けた手を外すこともできないでただ立ち尽くしていることしかできなかった。
なぜ動けないのか、それもわからないままに、ただ私は立ち尽くす。
綾乃「でも歳納京子は進学校を受けないのよね」
千歳「歳納さんの行く学校受けることに決めてるんやろ?」
綾乃「ちょ、ちょちょ、か、関係ないでしょーが!」
千歳「あはは、綾乃ちゃん顔真っ赤や〜」
あかり「先輩落ち着いてください〜」
ドア一枚隔てた先には、楽しそうな世界がある。
軽い気持ちで入っていけるはずなのに、今はその中に入ることも、そこから離れることもできそうになかった。
足の裏に血が回ってないみたい、足はとても重くて動かない。頭の中は無駄にすっきりしていて、今さっき聞いた話を整理していた。
それはとってもシンプルな整理であった。
つまり『あかりは私たちが行く学校とはちがう学校に行こうと考えている』 である。
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