177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/02/22(金) 23:40:33.42 ID:L62z0KCK0
やがて見えてくるのはあかりの家で、今日一日の事、あかりは親になんて説明するんだろうなって思いながら、結果はやっぱり残さなくちゃいけないんだよね、なんて思った。
妙に決心ができている私に、心臓の鼓動が急ぎたてるように速いリズムを刻む。
あと少しであかりの家の前になる。
あかりの方を見やると、なんだか緊張してる私を見て心配そうな顔をしてた。
大丈夫と聞かれて、ダイジョウブデースなんて答えを出してしまうくらいに、口があまり回らない。
見慣れた玄関、そこの前に立つとあかりが結んでいた手を離す。当然で、ここが今日の二人の終着駅なのだから。
あかり「京子ちゃん、今日はありがとう。あかり、これから迷惑かけちゃうと思うけど、よろしくね」
京子「お、おう」
あかり「いつか、あかりの頼みごと叶えてね。京子ちゃん」
京子「……そ、そうだね」
あかりの言葉に、またもや固まった言葉で返すことしかできない中で、あかりが家に向かって歩きだす。
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