過去ログ - 素直じゃない二人(ゆるゆり)
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/02/22(金) 15:47:48.92 ID:L62z0KCK0
 鞄を床に、制服を適当に脱いでショーツだけでベッドに横たわる。
 部屋の中はすでに暖房が掛っていて、その点を母親に感謝しながら体中に感じた疲労を全部溶かす。
 染み込んでいくように、ベッドに疲れが落ちていく。

京子「……なんで、なんでだよ」

 だから疲れで紛らわしていた感情が静かに顔を出す。
 あかりが来年の受験で進学校を受ける。
 また高校でも三人、ちなつちゃんも入れれば四人で遊べるかと思ったのに、なんでこんなことになるのだろうか。
 理不尽なことだと枕をおもいっきり叩いたところで、少しだけストレスが抜けた気がした。
 なんでストレスを感じているのだろうと考えても、四人で遊べなくなることに対してのものだろうって思った。
 そこでこの頃の悩みというのが、卒業式を迎えると四人で遊べなくなるからだと思った。
 仕方ないじゃないか、私はまだまだ遊びたいのだ。昔みたいに、今はちなつちゃんも入れて四人で遊び楽しみたい。
 とそこで、一度くしゃみが出る。
 このままじゃ風邪を引いてしまうと服を適当に着込んで、あかりに風邪を引かないように心配されたことを思い出して、少しばかり不機嫌になった。
 なんでこんなに不機嫌になる必要があるのかと、再びベッドに倒れこんで天井をぼんやりと見上げる。
 そして何分か経った頃に、携帯が鳴った。
 それはすぐに止まってメールの受信だってことはわかって、のろのろとした動きで携帯を取って開くとあかりからだった。

『今日は寒くなるらしいから暖かくして寝るといいと思うよ。それに今日の京子ちゃんなんか変だったから、おせっかいでごめんね』

京子「あかりは、私たちと離れることに何も思ってないのかな……」

 そんなことを思っていると、電話帳を開いて電話をしていた。




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