26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/02/22(金) 15:54:30.40 ID:L62z0KCK0
結衣「ちなつちゃん?」
ちなつ「それよりも、結衣先輩も勉強しなきゃ。私、お茶を入れてきますね」
そう言ってちなつちゃんはお茶を入れに向かう。
違和感に苛まれながら、携帯を一度開いて昨日のメールを開く。
あかりから昨日届いたメールには、『今日は寒くなるから暖かくして寝たほうがいいよ。京子ちゃんが、なにかおかしかったけど、何かあったのかな?』そう書いてあった。
あかりは京子のことを心配していて、私はわかっているから平然でいられる。
結衣「そう、平気だ」
独り言のように呟きながら、携帯を閉じると目の前の勉強に力を注ぐ。
こうして勉強しているのは、受験に失敗しないためだ。受験は勉強で出来る限りどうにかできることだ。
ゲームだって同じ、できれば強くレベルを上げて困難っていう壁をすぐに飛び越してやる。それが昔からの私の考えで、そんな考えがどんな物事にも通じると思っている。
できれば、そう思わせてくれていてほしい。
私らしくもなく、ネガティブなことを考えている気がしたけど、この頃の受験に対する不安もある。
生徒会にあかりが行って、3人だけの活動が多くなったごらく部は、なんだか抜け殻みたいになり始めているのは、その時からわかっていた。
だからって、盛り上げようという気を起こす前に、受験はやってきて今はこうして静かな場所がある。
結衣「は〜、私もまだまだってことなのか?」
しばらくして運ばれてきたお茶をすすって、もう一度勉強に力を入れた。
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