3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/02/22(金) 15:34:45.89 ID:L62z0KCK0
私も人知れず勉強はしているが、結衣は念には念を入れて勉強に励んでいる。むしろ、こんな風に話している時間すら、ある意味勿体ない時期でもあるらしいけど、実際そんなことを気にしていないのが私、歳納京子である。
ちなつ「結衣先輩、お茶淹れたのでどうぞ」
結衣「ありがとう、ちなつちゃん」
ちなつ「えへへ、京子先輩もお茶いります?」
私は少しだけ考えてから、愛のこもったお茶を頼む、と言い。とても濃い味なお茶が置かれる。
京子「ちなつちゃんの愛は重いなー」
そんなことを呟きながら、私の目は周りを眺めるように動いた。
ちなつちゃん、結衣、あかり。
この三人とのんびり過ごしてきた時間、それも今となっては久しい光景だと思えた。
気づけば、もう11月を終えるかもしれない時期になっていた。
ごらく部としての活動をしようにも、受験が終わる2月位までは静かにしているのが一番だった。
あかり「気づけばあかりも二年生かー」
ちなつ「私も二年生だよ。なんだか月日が経つのは早いですねー」
結衣「そうだね」
京子「はあー、まったくだよー」
目の前に広げたけど、まだなにも書いてないノートにヘロヘロした線を書きながら、私の頭はなんだか右往左往していた。
それがなにに対しての右往左往なのか、私自身よくわかってなかったから、あまり気にしていなかった。
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