45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/02/22(金) 16:11:46.78 ID:L62z0KCK0
―結衣―
あかりに抱き締められながら、私は告白をした日のことを思い出していた。
新学期が始まり、夏の到来に合わせて舞い込んできた生徒会の話。
私と京子はすでに3年生で入るっていう選択肢がなかった状態だったから、自然とちなつちゃんとあかりに矛先が向いた。
綾乃「もう頼れる人がいなくて! 吉川さん、赤座さん、生徒会に力を貸してほしいの!」
千歳「私からもお願いや」
最初、私は二人が断るものだって思っていた。ちなつちゃんは、自惚れかもしれないけど私といる時間のほうが重要だろうし、あかりも私たちと一緒にいる時間のほうが大切だって思っていたから。
土下座までして頼んでもらったけど、あかりもちなつちゃんも生徒会に入る事も無いし、手伝いをすることも無いと思っていた。
ちなつ「先輩、残念なんですけど私は………」
ちなつちゃんの返事に仕方ないかって二人が立ち上がって帰ろうとする。
だから、大変だなって思いながらもこれから何をしようかって他人事になりかけたところで、あかりが手伝うよって言ったのだった。
それから少しずつあかりがごらく部に来ることが少なくなっていって、気になって生徒会室に行く事まであった。
私はそれなりに冷静でいられるっていう自信はあって、私があかりに対して抱いていた感情にだってそれなりに気づいていた。
187Res/217.96 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。