4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/02/22(金) 23:41:23.27 ID:/aXQ9vleo
梓「菫はお菓子作りだったよね。準備出来てる? 足りないものあれば一緒に買いに行こうか?」
菫「あっ、大丈夫です。家のほうでいろいろ取り寄せて、もう手元に揃ってますから。お気遣いありがとうございます」
菫は誕生日ケーキとか、そのあたりのお菓子全般を全て一人で作って贈りたい、と言っていた。
憂が今までしてくれたことを、この日くらいは逆にしてあげたい。ストレートな感謝の気持ちの現れ。
学祭の後のケーキにも泣いていた憂だから(私もウルッときたけど)、効果は抜群だと思う。
菫「もちろんお茶もいつも通り私が淹れますから。この日のために高級な茶葉を捜し歩いたんですから!」
梓(こういうところはムギ先輩に似てるなぁ)
菫「こんなことで憂先輩に受けた恩が返せるとは思ってませんが……それでも、ちゃんとやりますから」
……憂は恩とかそんなの気にするタイプじゃないと思うけど、そんなこと言うのは野暮だよね。気持ちは私もわかるし。
どっちでも結果は一緒。私から言えることはたった一つ。
梓「ちゃんと気持ちは通じるよ、絶対に」
菫「……はいっ!」
梓「純は……まぁ大丈夫だよね」
純「まーねー。中学からの付き合いだしねー」
純は純で軽音部ではなく親友として、変に気負わないプレゼントを用意する、とか言っていた。
とても純らしいと思う。言うまでもなく憂はそういうところを絶対に否定しないから、私も何も心配はしていない。
私と純の関係と同じく、憂と純の関係もそういう変に気負わないところにあるのは確かだ。
むしろ私が余計な口を挟むことのほうが野暮、余計なお世話ってもの。
純「それより問題は梓でしょ。何するか決めた?」
梓「うっ……」
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