過去ログ - 千早「私の始まりの日へ」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/25(月) 22:40:11.13 ID:jzroVq22o
千早はどこか虚ろな目をしていた。言葉とは裏腹に。

仕方ない、こんな無能なプロデューサーに人生を預けたんだから。

如月千早は俺がアイドルプロデューサーとして初めて担当した子だった。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/25(月) 22:40:56.77 ID:jzroVq22o
P「千早、覚えてる?最初のCDを発売したときのこと」

千早「もちろん覚えてます。販促に奔走して……あの時は忙しかったですね」

P「それももう1年前か」
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/25(月) 22:42:17.63 ID:jzroVq22o
千早「それに、こういう考え方もあると思うんです。
何もマスに向けて歌う必要なんてないんです、そんな実力を誇示するようなこと必要ないんです。
例えば誰かひとりの前で歌うだけでも、それは歌を愛しているといえるのだと思うんです」

P「わかった、じゃあせめて千早の歌を愛してくれる人を魅了しよう」
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/25(月) 22:42:45.27 ID:jzroVq22o
-2/25 ライブハウス・ラストコンサート-

P「ラストコンサートが千早の誕生日なんて何の因果なんだろうな」

千早「ええと、その日に合わせたってわけではないんですね」
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/25(月) 22:43:17.61 ID:jzroVq22o
千早「嬉しいです本当に。楽しみにしてますから」

P「千早、そろそろ時間だ」

千早「……いってきます」
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/25(月) 22:44:31.97 ID:jzroVq22o
端的にいうと千早のステージは完璧だった。十八番の歌はもとよりダンスのキレが違った。

こんなにも千早という人間は内にエネルギーを秘めているのだと思うと胸が熱くなった。

だからだ、こんな素晴らしいのに花開かないなんて何かの手違いなのじゃないかとも思う。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/25(月) 22:45:25.29 ID:jzroVq22o
……

舞台はアンコール、最後の曲へ。

千早「みなさんありがとうございます。ここで少しお話をさせてください。
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/25(月) 22:46:36.10 ID:jzroVq22o
……

千早は曲の最後の一小節まで惜しむように歌った。

最後のダンスの振りを終えてポーズを決める、千早が涙ながらに笑顔で手を振る。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/25(月) 22:47:15.84 ID:jzroVq22o
-病院-

千早はそれから時間がたっても目を覚まさなかった。

ちょっと疲れただけだろうと希望的観測をしていたが、結局救急車を呼んで病院へ搬送してもらった。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/25(月) 22:48:13.59 ID:jzroVq22o
千早「プロデューサー」

P「千早!お前!大丈夫なのか!?いつ目を覚ましたんだ?」

千早「つい先程です。お医者さんが付き添いの人に会って来なさいと」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/25(月) 22:48:42.33 ID:jzroVq22o
P「フムン、じゃあ打ち上げとかは後日ということで……千早の検査が終わるまではここにいるよ」

千早「あの、プロデューサー……いっしょに泊まってくれませんか!」

P「え?」
以下略



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