過去ログ - 千早「私の始まりの日へ」
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42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/25(月) 23:24:17.64 ID:jzroVq22o
P「わかる?震えてるんだよ、怖いんだよ千早がどっかいっちゃいそうで」

P「今、過去の千早と未来の俺をつないでいるのはあの日記に間違いない。
その内容にまで絶望したらどうなるんだ俺達は、引き裂かれるんだろうか」

以下略



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/25(月) 23:25:06.60 ID:jzroVq22o
-2/25-

あっという間の一年だった。千早が記憶を失い始めて一年。千早と出会ったのはそのちょうど一年前。そうだ、因縁深い誕生日だ。

千早が記憶を失い始めて一年たつということは明日になると完全に俺に関する記憶が消失することになる。その後のことは、わからない。
以下略



44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/25(月) 23:26:19.82 ID:jzroVq22o
-病室-

千早「おはようございます、プロデューサー」

P「起きてたか、あのな千早、とりえあず混乱しないで欲しいんだが……」
以下略



45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/25(月) 23:26:53.62 ID:jzroVq22o
千早「プロデューサー、私、わかったんです。私という存在は私を覚えていてくれる人のイメージで構成されるんです。
それぞれの人が持つ私の像の結合から成り立っているんです。
私を覚えていてくれた人が私の存在を忘れるにしたがって、段々と私の存在の振れ幅が大きくなったから、私、少しずつ記憶を忘れていったんです」

P「待て千早、仮にそれが正しいとして、千早以外の人間はどうなる?普通、他人に忘れられるだけで記憶がなくなったりはしないぞ」
以下略



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/25(月) 23:27:33.09 ID:jzroVq22o
千早「プロデューサーの空想によって生み出された私の存在はお別れコンサートの時点で極大化してそれ以来しぼんでいく一方なんです。歌をよりどころにしていたんですから……」

P「どうなる、これから?明日はどうなるんだ」

千早「これより過去は恐らく無いんです、プロデューサー」
以下略



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/25(月) 23:28:19.52 ID:jzroVq22o
……

千早「今日はゆっくりしていましょう」

P「そうだな、何もなくたっていいんだよ、それが一番」
以下略



48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/25(月) 23:28:56.10 ID:jzroVq22o
P「ほら、これ。指輪なんだけど」

千早「プラチナのリング……これ相当高いんじゃ……」

P「給料三ヶ月分ってとこかな」
以下略



49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/25(月) 23:29:35.60 ID:jzroVq22o
-夜-

千早「プロデューサー、ちょっとこっち来てください」

P「なんだ?」
以下略



50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/25(月) 23:30:13.97 ID:jzroVq22o
P「……千早、眠たいんだ、強烈に」

千早「たぶんちょっと疲れちゃったんですよ」

P「でも、俺が眠ると、今日が終わると千早は……」
以下略



51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/25(月) 23:30:48.23 ID:jzroVq22o
……

机の上に目をやると一枚のメモ用紙が置いてあった

『如月千早』
以下略



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