88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:32:06.46 ID:I+5hHCpQP
紬「・・・うん」
和「それなら難しくてもやってみるわ。それに、憂が手伝ってくれるかもしれないし」
紬「平沢憂・・・」
89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:32:48.73 ID:I+5hHCpQP
準備室を出た後、ムギは準備室の前にある掲示板にポスターを貼り始めた。
内容は美化強化月間についてのとりとめないもので、裏側に御札が貼ってある。
紬「これでこっちの世界での影響は多少抑えられるかな?」
90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:33:27.58 ID:I+5hHCpQP
紬「ええ、私に答えられることなら」
和「その・・・あの黒い霧に私が近づいたらどうなるの?」
紬「霊感の強い人ほど幽霊の影響を受けやすいって聞いたことある?」
91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:34:22.84 ID:I+5hHCpQP
紬「たぶんね、それは霊感が強いからじゃなくて、渡り人だからだと思うんだ」
和「どういうこと?」
紬「幽霊というのはね、A世界とB世界の狭間世界に留まってるって前に説明したよね」
92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:35:03.81 ID:I+5hHCpQP
紬「あの黒い霧みたいな霊障が見える人が『霊感の強い人』だから・・・和ちゃんの霊感自体は強くないと思う」
和「そうなんだ?」
紬「うん。だから黒い霧の原因に近づいても平気かもしれない・・・」
93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:35:36.23 ID:I+5hHCpQP
_夕方-唯の家
生徒会での仕事を済ませた後、私は着替えと勉強道具を持って唯の家に泊まりに来た。
チャイムを鳴らすと、唯が迎えてくれた。
それから憂が・・・。
94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:36:07.78 ID:I+5hHCpQP
古い記憶を辿っても、思い出せない。
ただ、私が平沢家にきて料理を作った記憶ならあった。
もしかしたら、その記憶の平沢家では、憂がいなかったのかもしれない。
考えながら憂をじっと見ていると、不審に思われてしまったようだ。
95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:36:34.68 ID:I+5hHCpQP
私は唯に勉強を教えはじめた。
唯は一度集中すると、物凄い集中力を発揮する。
ただ、集中させるのが難しいのだ。
憂の料理に気をとられたり、教科書に載っている絵に注目したり・・・。
96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:37:09.49 ID:I+5hHCpQP
憂「和ちゃん・・・あ、お姉ちゃん寝ちゃったんだ」
和「ええ・・・」
憂「疲れたんだねお姉ちゃん」
97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/08(月) 21:38:14.45 ID:I+5hHCpQP
和「あの・・・憂」
憂「なぁに?」
和「あなた・・・心霊術師?」
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