過去ログ - 【咲】京太郎「ありふれた不思議」【宮守】
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◆tXdh2WZ0lM
[saga]
2013/02/28(木) 21:20:42.57 ID:GM14yOvt0
楽しそうな声だ。
京太郎「……」
ゆっくりとその部屋の扉に近づいてみる。
果たして、ここが見学可能なのか不可能なのか。
不可能な部活ってどんなのだよ。
もしかしたら、さっき考えた隠れた部活だろうか、それはそれで燃える。
京太郎「……し」
そう、きっと、見学するくらい大丈夫だろうから。
ここに何があったとしても。
見学する権利はある。
逆に言えば、見学しない権利もある。
変な部活だったら即座に逃げることも可能なわけだ。
……そんなわけで、もっと気楽になろうぜ、京太郎。
そんな、ロボットみたいなカッチカチにならないでさ。
京太郎「……っ」
よし、決めた、覚悟を決めた。
いいか、3,2,1、ドンだ。
1にあわせるんじゃなくて、一拍おいて、だ。
いくぜ、京太郎。
3
2
1
京太郎「失礼します!」
ドン。
ガラガラ、と音を立てて扉が開く。
……楽しそうな会話はその音によってかき消された。
代わりに、新しく現れた俺の姿を見る、5人の女の子がいた。
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