過去ログ - 袋持ち「それでは行くとしますか」読書家「はいはい」
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48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/05(火) 12:46:32.34 ID:K0+ptFPC0
読書家「会話術は教育課程で討論という物があってな。
    そこで経験を積むことになるから、ほとんど会話には苦労しない」
書記「そもそも、必要最低限の事しか話さないから、意識したことがない」

袋持ち「あいつとは必要最低限以外の話をしてるじゃないか」
以下略



49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/05(火) 12:56:47.52 ID:K0+ptFPC0
袋持ち「別にいいだろ。
    長く友達してる書記だって、君って呼んでんだからさ」
読書家「はいはい、分かりました」

袋持ち「うむ、よろしい。
以下略



50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/05(火) 14:41:01.56 ID:K0+ptFPC0
袋持ち「それにしても、こんなに多くの本を一人で管理してるのか?」
書記「そう言っていいでしょうね。この保管庫の全体責任者ですから」

袋持ち「魔物にしては珍しく重役じゃないか、今朝見た魔物の娘とは比べることもできん」
書記「掃き溜めに送られる魔物たちには問題があるのです。
以下略



51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/05(火) 14:53:10.33 ID:K0+ptFPC0
袋持ち「ああ、読んできた。
    国の成り立ち、建国時期などが記されていてな。これが結構読んでいて面白い」
書記「どういったところがでしょうか」

袋持ち「ここまで国が育ってきたという軌跡を見るのが楽しいんだ。
以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/05(火) 15:05:02.57 ID:K0+ptFPC0
袋持ち「全ての国の歴史書には、この都は一番最初にできた都とされてる」
書記「はい、この都は大陸において一番最初にできた国ですよ。
   故に、この大陸の国々はこの都の理を国の理としています。
   元から属国として建国することによって、その関係を強めているのです」

以下略



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/05(火) 15:13:49.54 ID:K0+ptFPC0
読書家「ん、結構な量だな」
書記「ええ、結構な量です。
   しかも、この頃は貸し出されることも無い本ばかりでしたから、埃がたくさんで困ります」

袋持ち「なんだなんだ、書記は職務怠慢してるな〜。
以下略



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/05(火) 15:24:18.31 ID:K0+ptFPC0
読書家「……」
書記「……」

袋持ち「………なんだこれ」

以下略



55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/05(火) 15:55:05.55 ID:K0+ptFPC0
読書家「だから言ったでしょう、ここの歴史書は読んでもつまらないと」
書記「そうですね、この本に書いてることはとてもつまらないです」

袋持ち「こんな理が完全に定着した都なのに、なんでこうも争いが起きていないのだ。
    理を得るためには、多くの他の理を律するほかないというのに。
以下略



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/05(火) 16:04:15.86 ID:K0+ptFPC0
読書家「ま、魔王灯って……、あんたあれを信じてるわけ?」
袋持ち「信じてるも何も、あれは実際にこの世に存在するものだぞ?」

読書家「そんなことあるわけないだろ。魔物を意のままに操るなんてマホウの産物以外の何物でもない」
書記「そうですね。名前は聞いたことありますが、実物を見た事は無いですよ」
以下略



57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/05(火) 16:04:56.56 ID:K0+ptFPC0
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