198:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/25(土) 00:19:19.76 ID:OsAg/zaJo
しかし、千早側の事情も含めて考えれば、伊織が姿を現さなかったのは、吸血鬼が太陽を苦手としているからなどということではないことがわかる。
小梅の救出の過程で千早がなにがしかの情報を得て、それが夜の民にとって重要事項であったのであろうことは想像に難くない。
「まあ、伊織は今日オフだけど……。千早は夕方に、レッスン入ってるんだけどなあ」
「それには来る……んじゃないでしょうか」
自信なさげに首を傾げる雪歩。
彼女が皆にお茶を配り終えたところで、お茶請けを手に小鳥が現れる。
「どうかしら。あの二人が……ってことは、夜の民の一大事ってことでしょう?」
「そうなりますね」
小鳥から、煎餅をそれぞれ一枚ずつ受け取り、皆がぱくつき出す。
「あの二人は、アイドル稼業も重視してるけれど、それ以上に、水瀬の血族に責任を負っているわけだから……」
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