過去ログ - 国王「魔物倒すためにソ連軍呼ぶわ」
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2:>>1[sage]
2013/03/06(水) 15:16:22.86 ID:Hz1q8MCJo
ここではない何処かの世界。
この世界では古来より、魔物勢力と人間勢力が抗争を繰り広げてきた。
互いに魔法を扱い、そして刀剣や弓で戦いを繰り広げ・・・
何度も休戦をし、そしてまた何度も会戦を繰り返すのだった。
3:>>1[sage]
2013/03/06(水) 15:17:13.82 ID:Hz1q8MCJo
所変わって隣国の王宮。
「報告します、マルクス公国が滅亡!辺境伯閣下は討ち死にされました!」
「なんという事だ・・・またしても・・・」
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 15:17:39.56 ID:Hz1q8MCJo
1941年、ソ連、モスクワ
数ヶ月前に第三帝国の侵攻を受けたこの国の命も同様に、風前の灯であった。
筆髭の書記長は髭を指で撫でまわしながら部屋中を忙しなく歩き回っている。
彼に報告をしている頭をそり上げた軍人・・・レニングラード軍管区司令官の言葉は厳しい。
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 15:20:54.55 ID:Hz1q8MCJo
「だが実際元帥の言う通りだ。私は・・・わが国は・・・どうすればいい?」
書記長は悩んだ。この国の実権を握ってから数十年がたち、政敵はすべて粛清するか罷免してきた。
ファシストであるニェーメツとも不可侵条約を結び、そして東ヨーロッパを分け合った
まさか侵攻してくるとは思わなかった。国境に貼り付けられている敵の大軍も単なる牽制のためだと思っていた。
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 15:21:46.55 ID:Hz1q8MCJo
「同志書記長閣下!失礼します!」バタン
ノックも忘れ息を切らして駆け込んだ元帥が報告する。
楽しそうな顔で笑っている美少女の姿は見えていないらしい。
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/06(水) 15:22:17.16 ID:Hz1q8MCJo
部下達を下がらせ、銀製の煙草入れからレニングラード産のベルモルカナルを取り出し、そして一服する。
しばらくしてからニコニコ顔の美少女が口を開いた。
『ボクの力、理解してくれた?』
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/06(水) 15:23:55.40 ID:Hz1q8MCJo
結果的にソビエト連邦はドイツの撃退に成功した。
それがあの美少女の力によるものなのか、そうでないかは分からない。
ともかくソビエト連邦国民は血の代償を払い、そして国土は蹂躙された
だが引き換えに東欧には多数のソ連傀儡政権が発足した。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/06(水) 15:24:55.28 ID:Hz1q8MCJo
数ヵ月後
ソビエト軍参謀本部情報総局。
「大将閣下、失礼します」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/06(水) 15:25:22.80 ID:Hz1q8MCJo
数日後、大尉は数十名の部下と一緒にその場所へ居た。
窓のない貨物列車に乗せられて数日間、そこから目隠しをされながら何台かの装甲車に分譲し、揺られること数時間。
そろそろ時間の感覚も位置の感覚も分からなくなった頃にたどり着いたのがここだ。
「右向け、前!休め!」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 15:26:03.05 ID:Hz1q8MCJo
案内された大きなホールの中にそれはあった。
確かに門としか形容できないような門だ。
装飾は古代か中世か・・・少なくとも現代のものではない。
「あれはどういう仕組みになっているんだ?」
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