過去ログ - 国王「魔物倒すためにソ連軍呼ぶわ」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/06(水) 15:22:17.16 ID:Hz1q8MCJo
部下達を下がらせ、銀製の煙草入れからレニングラード産のベルモルカナルを取り出し、そして一服する。
しばらくしてからニコニコ顔の美少女が口を開いた。
『ボクの力、理解してくれた?』
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2013/03/06(水) 15:23:55.40 ID:Hz1q8MCJo
結果的にソビエト連邦はドイツの撃退に成功した。
それがあの美少女の力によるものなのか、そうでないかは分からない。
ともかくソビエト連邦国民は血の代償を払い、そして国土は蹂躙された
だが引き換えに東欧には多数のソ連傀儡政権が発足した。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/06(水) 15:24:55.28 ID:Hz1q8MCJo
数ヵ月後
ソビエト軍参謀本部情報総局。
「大将閣下、失礼します」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/06(水) 15:25:22.80 ID:Hz1q8MCJo
数日後、大尉は数十名の部下と一緒にその場所へ居た。
窓のない貨物列車に乗せられて数日間、そこから目隠しをされながら何台かの装甲車に分譲し、揺られること数時間。
そろそろ時間の感覚も位置の感覚も分からなくなった頃にたどり着いたのがここだ。
「右向け、前!休め!」
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2013/03/06(水) 15:26:03.05 ID:Hz1q8MCJo
案内された大きなホールの中にそれはあった。
確かに門としか形容できないような門だ。
装飾は古代か中世か・・・少なくとも現代のものではない。
「あれはどういう仕組みになっているんだ?」
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2013/03/06(水) 15:26:41.42 ID:Hz1q8MCJo
「失礼します、同志大佐」
「来たか。それでは任務の説明に入ろう。何か飲むかね?」
「結構です、同志」
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2013/03/06(水) 15:29:26.35 ID:Hz1q8MCJo
大尉が出て行った後、大佐はぬるくなった紅茶をすすり、そして椅子に深く座り込んだ。
「あの大尉もまだ若いだろうに・・・どうして死に急ぐような真似を」
しかしそれを命令したのが自分であることを思い起こし、気を紛らわせるために煙草に火をつけた。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/06(水) 15:30:10.67 ID:Hz1q8MCJo
結果的にヴォルガ中隊はすぐ帰還した。
悲壮な心持で送り出した大佐はいささか拍子抜けしたが、それでも大変喜んだ。
すぐさまヴォルガ中隊は基地の会議室に呼ばれ、軍人達と学者達の前で報告する事になった。
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2013/03/06(水) 15:31:10.03 ID:Hz1q8MCJo
書記長は従卒が退出したのを見届けてから煙草に火をつけた。
不味いな。書記長はそう思った。まるで今のわが国の状況ではないか・・・
数年前極東での資本主義者と共産主義者の戦いは引き分けで終わった。
しかしこの国は今度は共産主義者であるはずの中国共産党と仲違いした。
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2013/03/06(水) 15:32:08.12 ID:Hz1q8MCJo
今回の投稿はここで終わりです
ソビエト連邦のお家芸である大量投入&人海戦術にはまだまだかかりそう・・・
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 16:58:03.82 ID:SVhY2HADo
期待待機
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 21:38:10.11 ID:Hz1q8MCJo
"向こう側"の王国
この世界、少なくともこの王国・・・には一つの伝説があった
この世界における有力な神様は女神であり、その外見は長く伸びた金髪に透き通った肌、そして青い目をしているというものだ
この女神は戦闘や政治など色々なものを統括できるほど多才な女神だが、今までその姿を見た事がある者はいなかった
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 22:06:17.78 ID:Hz1q8MCJo
大尉とヴォルガ中隊は歩き続けていた。
川はある。野生の果物もある。
前回報告したように、やはり"向こう側"の風土は南ヨーロッパのものに大変よく似ていた。
「ほら、この雑草・・・この樹木・・・」
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2013/03/06(水) 22:50:22.40 ID:Hz1q8MCJo
マインホフ公国、アンドレアス公
"向こう側"では勇敢な公爵として知られていた。
戦上手かはともかく、兵士の扱い方と士気の上げ方が上手だったからだ
よく言えば勇猛果敢、悪く言えば猪突猛進、これは昔からの部下である兵士の練度が高かったから出来たことでもあった。
職業軍人がいるという事は食料がそこそこあり、そしてある程度豊かだという事だ
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 22:50:49.61 ID:Hz1q8MCJo
戦闘を発見したのはクルコフだった。
「同志大尉、あそこで戦闘が発生している模様!」
「警戒態勢!」
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/06(水) 23:17:28.99 ID:KMKtvMuJ0
なんという俺得
これからどうやって戦わせるのか楽しみ
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/06(水) 23:19:43.19 ID:KMKtvMuJ0
なんという俺得
これからどうやって戦わせるのか楽しみ
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/06(水) 23:33:09.75 ID:NCWHJZeU0
いいぞ
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/07(木) 01:11:08.84 ID:l3ZxvFW80
世界最強の力、それは・・・ソ連軍だよ!
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/07(木) 09:52:59.95 ID:oWgmkIGbo
助けた人間の集団たちは盛んに感謝の声を上げ、そして頭を下げていた
みすぼらしい貧弱な装備や木に皮を張っただけの盾、正直言って強そうには見えない
後方で固まって立っている隊長の護衛兵らしき集団は流石に立派な装備をつけていたが、顔には皺が目立っていた
「かしら右ー、前向け、前!」
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/07(木) 09:54:01.03 ID:oWgmkIGbo
「貴殿の言っていたその国、その・・・ソビエト連邦は何処にあるのだ?」
「遠い遠い土地であります、閣下」
「だがそのソビエト連邦の軍がこんなところで何を?」
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