過去ログ - 国王「魔物倒すためにソ連軍呼ぶわ」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/06(水) 15:17:39.56 ID:Hz1q8MCJo
1941年、ソ連、モスクワ
数ヶ月前に第三帝国の侵攻を受けたこの国の命も同様に、風前の灯であった。
筆髭の書記長は髭を指で撫でまわしながら部屋中を忙しなく歩き回っている。
彼に報告をしている頭をそり上げた軍人・・・レニングラード軍管区司令官の言葉は厳しい。
ニェーメツ
「報告いたします、タワーリシチ。6月にドイツ軍が侵攻してからと言うものの、我々は後退を続けており・・・」
「そんなことは分かりきっている!今は我々がどうやってこの状況を乗り越えるかだ。」
「同志書記長閣下、前線にいた部隊は殆どやられましたし、奴らはスターリングラードとレニングラードを包囲しました」
「同志・・・率直に申し上げますと、ここにも迫って来ております」
筆髭の書記長は机の上のサモワールから紅茶をコップに注ぎこみ、そして一気に飲み干した。
「満州やシベリアからの兵士はどうした?」
ヤポーニェッツ、つまり日本は満州に侵攻しないであろうことは、潜入させたスパイからの情報で把握している
そこでその満州に駐屯させていた兵士をこちらに移動させればと考えたのだ。
「・・・彼らが何人生き残っているとお思いですか?」
「トゥーバは!モンゴルはどうした!?」
「彼らのほとんどはロシア語も話せません、そして士気も低い。どれだけ持つでしょうかな」
「兵士など銃で脅してかき集めてくればよいのだ、なぜやらないのか!」
「同志書記長閣下、各地から志願兵や義勇兵が来てくれています。しかし皆数週間で死んだ!これがどういう事かお解りですか!?」
「我々の国は危機的状況に陥っているのですぞ、同志!」
「その話はもううんざりだ!少し一人にしてくれ」
「・・・失礼します」バタン
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