過去ログ - Steins;Stratos -Refine- V
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◆H7NlgNe7hg
[sage saga]
2013/07/29(月) 03:39:20.44 ID:kah3E/LVo
◇
それは静かな立ち上がりだった。
激しい爆発もなければ、銃撃もない。
純粋なる刃と刃の衝突。
紅に発光する“サイリウム・セーバー”と“蛇腹剣”-ラスティー・ネイル-での剣撃だった。
楯無『(やっぱり……)』
岡部『(やはり……)』
──強い。
互いにシンクロする敵操縦者の技量。
純粋な打ち合いの中に時折り混ざるフェイク動作。
全てが高次元で纏まっていた。
楯無『(千冬先生に手ほどきを受けているから……だけでは説明が付かないわね)』
楯無の勘定には誤差が出ていた。
確かな力量を感じていたが、ここまでとは。
自身に届きうる──ではない。
同等の牙を有していると断言できる実力。
わずか一年余りの時間で素人がこの領域まで踏み込んでくることなど、ありえない。
楯無『くっ……』
拮抗が崩れ始める。
刻司ル十二ノ盟約”を起動している分、近接戦闘では岡部に勝敗があがっていた。
楯無『(悔しいなぁ……正面からでも切り破れると思ってたんだけど)』
正直な心情だった。
まさか、真っ向からの力勝負で岡部に負けることなど想定すらするはずがない。
数分手を合わせただけで相手方の優勢を悟れてしまう自身の把握能力が恨めしかった。
楯無『(良いわ、倫ちゃん。悔しいけれど、真っ向勝負の白星はあげる)』
戦闘と言うものがソレだけで決まる訳ではない。
楯無の目が強く物語っていた。
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