過去ログ - Steins;Stratos -Refine- V 
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445: ◆H7NlgNe7hg[sage saga]
2013/10/12(土) 07:43:49.19 ID:+h+D56lDo

ラウラ『エネルギー供給をカットし“絶対防御”の発動を阻止。後に一夏の振るった刃を白刃取り、それだけだ』

鈴音『……はぁ?』

 眉間に皺を寄せ、鈴音が皆の言葉を代弁した。

鈴音『エネルギーの供給をカットって、それってエネルギーアシストまでなくなるのよ?
   高速で振るった一夏の一刀をキャッチするだなんて、非常識ってレベルじゃないわよ!』

ラウラ『事実だ』

 ラウラは見たままの事象を口にしただけである。
 そこに嘘偽りは存在しない。

シャル『ねぇ、ラウラ。オカリンの実力は……』

ラウラ『警戒に値する。教官クラスの操者であると認識すべきだ』

 淡々と自己による評価を口にする。
 その言葉はその場に居合わせた面々を凍り付かせる威力を持っていた。

箒『まさか……』

セシリア『そんな、倫太郎さんが……』

鈴音『信じられるかってのよ……』

 ありえない。
 岡部の成績は良くて下の上。

 中間以下の成績を常に彷徨っていた。
 “石鍵”の武装も知っている。

 汎用性の高い良い武装だが、決して必殺となりえない。
 主役になれる武器を持っていない、パッとしない“IS”。

 それが、皆が持つ共通認識の“石鍵”であった。

ラウラ『……倫太郎め。手を抜いているとは思っていたが、ココまでとは』

 ラウラは常々、岡部の動きに違和感を覚えていた。
 手を抜いているような、力を出していないような。

 相手を壊さぬよう、労わるような。
 対峙した時も暖簾に腕を押すように試合が終了する。

 結果は言うまでもなく、岡部の敗北。
 疑惑が確信へと変わる。
 


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